●フィンランド人との違い
今日は、「ひとり時間」についてお話ししたいと思います。
以前、知り合いのフィンランド人女性が、
こんなことを話してくれました。
彼女は仕事で数年間、日本に滞在した経験があります。
日本とフィンランド、両方の暮らしを経験した彼女が感じた大きな違いのひとつが、
「日本人女性には、ひとりで過ごす時間が少ない」
ということでした。
もちろん個人差はありますが、日本では何かをするときに、
誰かと一緒に行動することが多いですよね。
ランチに行く。
買い物に行く。
旅行に行く。
イベントに参加する。
「ひとりで行くのはちょっと寂しい」
「誰かと一緒のほうが楽しい」
そんな感覚を持つ人も少なくありません。
一方、フィンランドでは、ひとりで過ごすことはとても自然です。

ひとりで森を歩く。
ひとりでカフェに行く。
ひとりで静かに本を読む。
何もしないで、ただ自然の中で過ごす。
それは「孤独」なのではなく、自分自身と過ごす大切な時間なのです。
では、なぜひとり時間が必要なのでしょうか。
私は、そこには5つの大きな効果があると思っています。
① 自分のことを客観視できる
人と一緒にいると、どうしても意識は外側に向きます。
「相手はどう思っているかな」
「こうしたほうがいいかな」
ひとりになることで、少し離れたところから自分を見ることができます。
「私は今、本当はどうしたいんだろう?」
そんな問いが自然に生まれてきます。

② 感情が言語化される
忙しい毎日の中では、自分の感情を味わう前に次の予定がやってきます。
でも、ひとりで静かに過ごしていると、
「私、あの時悲しかったんだ」
「本当は嫌だったんだ」
「実はすごく嬉しかったんだ」
と、自分の感情が言葉になって出てきます。
感情を言語化することは、自分を理解する第一歩です。
③ ストレスから解放される
私たちは、人といるだけでも無意識に相手に合わせています。
特に周囲への気遣いができる人ほど、知らないうちにエネルギーを使っています。
誰にも合わせなくていい時間をつくることで、心と身体が緩み、本来の自分に戻っていきます。
④ 五感を味わえる
ひとりで歩いていると、
風の音、鳥の声、空の色、花の香り、コーヒーの味……
普段は気づかなかったものを感じられるようになります。
「今、ここ」に意識が戻り、五感が開いていく。
実はこの状態は、引き寄せにおいてもとても大切だと私は考えています。
未来の心配や過去への後悔ではなく、今ある心地よさや幸せに気づけるからです。

⑤ 自分軸が整う
そして一番大きな効果は、これかもしれません。
私たちは知らないうちに、
「みんながそうしているから」
「普通はこうだから」
「家族がこう言うから」
と、外側の声を自分の声だと思ってしまうことがあります。
ひとりになると、外側の声が静かになります。
そしてようやく、
「私はどうしたい?」
という、自分の内側の声が聞こえてきます。
ひとり時間とは、誰かを遠ざける時間ではありません。
自分自身とつながり直す時間。
そして、自分軸を整える時間なのです。
フィンランドのSISUにも、自分の内側にある力を信頼するという感覚があります。
いつも誰かと一緒でなくても大丈夫。
たまには、ひとりでカフェに行ってみる。
ひとりで散歩してみる。
スマホを置いて、静かにお茶を飲んでみる。
ほんの30分でもいいのです。
そこで、
「今、私は何を感じている?」
と自分に聞いてみてください。
自分の人生を創っていくために必要な答えは、外側ではなく、案外そんな静かな時間の中にあるのかもしれません。
今週はぜひ、あなた自身のための
「ひとり時間」をつくってみてくださいね。

